【レポート】第48回「リーダーシップを身につけよう」~自分らしさを発揮し女性リーダーとして輝くために~

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2019年度2回目の講座は、関西学院大学専門職大学院「ハッピーキャリアプログラム」の「女性の仕事復帰・起業コース」「女性リーダー育成コース」でご指導されている大内章子先生による「リーダーシップ」でした。

まずは先生のキャリアについてご紹介。商社に総合職として就職され男性と同じハードな仕事を任せられながらも、まだ周囲が女性総合職の扱いに不慣れだったこともあり、一般職女性がこなす細やかな仕事も同時に求められるという厳しい社会人生活をスタート。その後大学院に戻られます。オランダ留学時に、早く帰って男性も料理をするという文化にカルチャーショックを受けます。大学教員となった現在は女性のキャリア支援を中心にご活躍。朗らかな雰囲気からは想像できませんが、女性が社会で活躍していくことが今より数倍難しかった時代を経験されてきた先生の講座は、とても刺激的でわくわくさせられっぱなしでした。社会人の学び直しプログラムにも興味を持たれた参加者も多かったと思います。

さて、メインの講義がスタート。貴女はリーダーになりたいですか?との問いかけに、会場では4~5割の参加者が挙手。
人前で挙手するのをためらう方もいるので、実際にはもっと多くの方が望んでいるのでは?と感じました。

そして、講義はすぐにグループワークへ。お題は自身の経験から思い描くリーダーシップの勘所について挙げ、人を動かせるリーダーシップとは何か?議論するというもの。事前課題で各自考えてきたものをベースに盛り上がりながら、付箋を使って模造紙にまとめていきます。

リモート会場も含め各会場から発表。目的・軸をしっかり示すといった視座の高さや、誠実な人柄、話しかけやすい雰囲気などの人間性、知識やコーチング力などのスキル等、様々な視点が挙げられました。それだけでなく、これらの能力は一人の人間が完璧に持ち合わせていなくてもどれかを持っている人が集まれば組織が上手く回る、適切なタイミングで使う事が大切なのでは?といった意見も。先生からも示唆のある内容とのコメントをいただき、参加者のレベルの高さに学びの多いディスカッションとなりました。

講義後半は理論を中心に。目標達成などの「仕事軸」と、チームの関係性構築などの「人間軸」の両方を高めることが必要だが、特に女性は前者が弱いので、大きな視点で捉えビジョンを設定することが大切。そのためには経営の数字にも強くなるべきだと学びました。皆さん思い当たる節があるようで、会場からは大きくうなずく様子もうかがえました。女性の弱みを克服し、強みを活かすリーダー像を目の当たりにし、目から鱗の連続でした。

最後の質疑では、今はまだリーダーではないが部下として実践できることは何か?や、リーダーを任せられたが失敗してしまった!部下がついてこなかった時に巻き返すポイントは?などの質問に丁寧にお答え頂きました。

育休世代にはすでにリーダー職の方や、復職後にそこを見据えている方も多いですが、これまではぐいぐい引っ張っていく男性リーダータイプに接する機会が中心で、なかなか自分のリーダー像を描けないことも。
今回の講義は、参加者自らがリーダーシップに大切なポイントを議論した上で、理論や女性の強み・弱みを知ることで納得度の高い学びとなりました。

次回は、6月講座(6/11開催)「企業と社会をつなぐ責任」 〜CSRを通して働き方を考える〜です。どうぞお楽しみに!

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