【レポート】第50回「セルフ・ブランディング」~自分を知り、目指すキャリアを実現するために~

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記念すべき第50回目のぷちガチ講座は、通算5回目の登壇となる関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科の佐藤善信先生をお迎えし、セルフ・ブランディングについてご講義いただきました。
大阪を本会場とし、京都・名古屋・仙台をリモートで繫ぎ、計4会場、総勢44名が集まりました。

【事前課題】
今回の事前課題は、
①キャリア・アンカー(キャリアを考えるうえでの自分の価値観)を知るためのレーダーチャートを作成する。
②VIA-ISのサイトで自身の強みを診断する。
③課題図書を読み、自分のとっておきの強みを探す。
④①~③を踏まえて、どのようなキャリアを目指したいのかなど、将来のビジョンを考える。
と、盛りだくさんの内容でした。

【講義】
「ブランディング」にはいろいろな種類があるという紹介から始まりました。
最新の分野は「employer branding」。経営者などが、自分の会社がどういう経営をしているかを伝えていくためにするものです。優秀な人材を確保するため行うことが多いそうです。
その後、今回のメインであるキャリア形成の考え方について、詳しくご説明がありました。キャリアを掴むためには、会社員でも、ブランディングすることが必要になります。ブランディングするためのセルフ・ブランディングは、三段階で構成されています。
①トゥルーセルフ
②世界観・価値観など
③パーソナリティ
トゥルーセルフ(自己表現としてのセルフ・ブランディング)をベースにして、パーソナル・ブランディング(役割演技として)をしていく必要があります。この2つの整合性が取れないと、心のバランスが崩れたりすることがあるようです。
また、セルフ・ブランディングをするためには、自分のキャリア・アンカー(固定点)を知ることが大切です。このキャリア・アンカーは、
①何が得意か?
②何が好きか?
③何に意義を感じるか?
の3つが交わるところになります。これとよく似た「日本的Ikigai(生きがい)」を軸とした自己発見、さらにVIA-ISの「とっておきの強み」の発見を通して、トゥルーセルフが満足するようなキャリアを目指していくことが、理想的なキャリア形成になるとのお話でした。

【グループワーク】
講義を聞いた上で、「10年後の理想の私」をテーマに各グループで話をしました。
みなさん子育て中ということもあり、キャリア・アンカーのテストでは「生活様式」の点数が高かった方が多いようでした。
大阪会場の発表では、対照的な意見がでました。
ひとつめのグループは、子どもを持てたことで10年後の子どもの年齢とともに将来を考えることができた、という意見でした。
ふたつめのグループは逆に、ひとりめの育休中だと復職後の姿をイメージできず、10年後という設定が長過ぎる感じがした、との意見でした。
捉え方はそれぞれですが、子どもがいるからこその視点でキャリアを考えていくことができる、という気づきがありました。

【受講を終えて】
就職活動のときには、「会社に入る」ことがゴールになっていて、10年後どうなりたいかまで考えることができませんでした。今回、就職活動以来の「自己分析」をしてみて、以前の自分と全然違う価値観になっていることに気づきました。
育休中、復職後、こどもが小学生になったら、、、など、これからも自分をとりまく環境はどんどん変化していきます。ときどきキャリア・アンカーのテストをして、いまの自分にその都度気づくことが、自分にあったキャリアを築くコツなのかなと思いました。

次回は、8,9月連続講座(8/23,9/25開催)「交渉学」〜実践!Win-Win関係の構築へ〜です。どうぞお楽しみに!

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