【レポート】土曜日・週末講座「これからの時代のキャリア戦略」~ワーク・ライフ・ミックスな働き方~

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復職中のママやパパも参加される週末講座。今年は講師の先生に、ご自身も8歳の息子さんのパパである、塩野誠氏をお招きし、「これからの時代のキャリア戦略~ワーク・ライフ・ミックスな働き方~」をテーマに講演していただきました。

塩野氏は、ゴールドマン・サックスやベイン&カンパニー、ライブドア等を経て、現在は株式会社経営共創基盤(IGPI)の取締役マネージングディレクターやNewsPicks社外取締役など幅広くご活躍されています。現在はフィンランドにお住まいということで、日本人にとってはほとんど馴染みのないフィンランドの生活や制度(ベビーカーを押している人とその中の子どもは地下鉄・バス無料!など)について、ジョークを織り交ぜながら紹介して頂きました。

【働き方の変化】
以下にエッセンスを記載します。
・どの業界でも、求められる人材が一極集中しているので、そこに加わることができると長く活躍することができる。
・テクノロジーによって働く時間と場所が柔軟になり、様々なツールを駆使して時間を有効活用し働ける環境にある。
・家族という概念が多様化し、その枠組みが変化してきているので固定観念にとらわれなくて良い。パートナーとのキャリアの分担は、お互いに口に出して言わないとわからないので、日頃からコミュニケーションを取り続けるしかない。

【働くなかで大切なこと】
個人的に感じた事は、「自然体な姿勢」重要だということで、肩の力が抜け、勇気のでる内容でした。
・キャリアは運が9割!他人に対する見栄を取り払って自分が最も快適な状態を知ること。それを起点にしないことには幸せな生活?につながらない。
・心と身体の健康のために、疲れたら逃げる!自分にしか自分を守ることはできない。
・例え逃げても他人は気にしていない、そして他人は自分が思うほど自分のことを特に見ていない。

【心地よい生活】
自分の心地よい生活とは何かを考えた上で働くこととし、そもそも心地よい生活とは何か?について語られました。
・世の中情報やツールが溢れすぎているが、色々なことを気にしすぎないことが大切。
・本当に大切なことの順番を考えよう。子供との時間は返ってこない。やるべきことを決めて、あとは捨てる。仕事をする場所や時間は関係なく、結果ベース。時間は自分のために使う。

“自分が心地よい生活をしていると人に優しくなれる。人に優しくできると人が集まってくる。現代は情報過多で忙しすぎるので、やることを選択し、あとは捨てる。辛くなったら逃げる。それをやってもいいのだということを自分に言い聞かせる。それくらい割り切った上で何をすればよいか考える。その考えたことが自分の家族や子供に誇れるようなものだとなお良い。そのためには自分がしっかり心地よい生活を送らなければならない。” ということを仰っておられ、過去の自分が無駄なことに振り回され時間を浪費していることがあったと気づかされた部分でした。

【グループディスカッション】
チームメンバーそれぞれが家庭と仕事に対する熱い想いがあり、途中「あーわかる!」とこみ上げるものがあり、時間が足りずあっという間に過ぎてしまったディスカッションでした。
ディスカッションを経て、塩野氏からは、“家庭や仕事それぞれで起こるイベントに対してはとにかく話し合うことでコミュニケーションを取り続け、「プロジェクトマネジメント」していかなければならない。どちらかに負荷がかかっているときは相手が頑張っていることを認め、片方がそれを支えるなど家庭をマネジメントする。それを繰り返すことによって次のプロジェクトの習熟度をあげていく必要がある“とのコメントをいただきました。夫婦で乗り越える壁を「プロジェクト」と捉えることでコミュニケーションがより濃くより円滑になるのだと、目から鱗の学びでした。
ディスカッションでは、自分と自分のパートナーのキャリアのために今日・1年後・3年後それぞれなにができるか考え共有するというテーマも話し合いました。これに対しては、まずはどのくらいのお金が家庭で必要か、どのタイミングでどちらがよりしっかりお金を稼いでどちらが休むのかなどを早めにしっかり話し合い、本当に自分たちが望んでいるものは何か、その実現のためにどう働くのかをキャリアとセットで考えることが重要だとお聞きしました。

【さいごに】
塩野氏のお話は軽快な口調でわかりやすく、かつユーモアたっぷりにお話しいただいたので、最後まで引き込まれっぱなしでした。参加者からのどのような疑問や課題に対しても様々な事例やご経験を例にお話してくださるので非常に納得感がありました。
今回の講義を受けて、自分とパートナーのキャリア、そして家族の幸せのために、今自分に何ができるか、これから何をしていくべきか、しっかりと腰を据えて話し合っていきたいと思いました。

※協賛に対する御礼
本講座は江崎グリコ株式会社様からの協賛で、お菓子のご提供を頂きました!

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