【レポート】第54回「エフェクチュエーション」~自分の資源を棚卸し、新たな可能性を発見しよう~

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今回は立命館大学の吉田満梨先生をお招きし、優れた起業家が用いる思考法である「エフェクチュエーション」についてご講演頂きました。来年ママになられる先生に「先輩にしか見えません!」などとお言葉を頂き、笑顔いっぱいの中で講義は進みました。

 

【エフェクチュエーションを理解する!】

聞き馴染みのない「エフェクチュエーション」という言葉でしたが、

不確実性の高い市場において成功を収める起業家になるのはどういう人か?と考える時に、元々お金持ちである等簡単には手に入れられない「属性」ではなく、「思考パターンや好む理論」等が何かを研究し、どんな人も学習可能であり“優れた起業家になることができる”という研究だとのご説明に、何事も頑張り次第で実現できるかもと勇気が湧きました。

 

【エフェクチュエーションのプロセス】

事前課題で、「自身の手持ちの資源を棚卸し」を行い、自分が何者で、どんな能力や可能性、人脈等があるのか深堀していました。取り組む中で、既に多くの発見がありました。

Causation/Effectuationのプロセスモデルと初めて聞く言葉も、「子供が喜ぶ晩ごはんを作る」という課題に、Causationは何を作るか決め、それに沿って料理するメニュー。Effectuationは冷蔵庫にあるもので作るメニューとご説明頂き、とてもよく理解できました。

自分にある資源から何ができるか=手段の評価→協力者(パートナー候補者)との相互作用→パートナーとのコミットメントの獲得→新たな手段/目的というプロセスを経るというエフェクチュエーションのプロセスモデルは身近に感じました。またおもしろいなと思うのはその過程で新たなパートナー等資源に出会えば、最初に戻るという考え方です。

とても柔軟な発想で、子供やその環境変化に対応して日々過ごす私たちにとってぴったりな考え方だと思いました。起業する、新たなサービスを生み出す、という大きなことに繋がらずとも、この発想で日々の生活に活かすことができると感じました。

 

【エフェクチュエーションの5つの原理】

エフェクチュエーションのプロセスをより深く理解するため、グループワークを交え、5つの原理を理解しました。

 

1.手中の鳥の原則では、何かを始める時には目的主導ではなく手段主導。事前課題で考えた自分の資源・手段で始められることからまずはやってみる。偶然な出会いもあるかもしれないというお話でした。

グループワークでは手持ちの資源と余剰資源で何ができるか話し合い、新たなビジネス誕生??といった発展した議論に及んだグループもあり、大盛り上がり。エフェクチュエーションを体感しました。

2.許容可能な損失の原則では、それでも失敗を考え躊躇してしまう当たり前を、本当に必要なものは何か・何を失っても大丈夫かの2点に分けて考えました。「準備をし過ぎて進めない大きな一歩より、小さな一歩を踏み出す勇気!」と誰もが納得しました。

3.レモネードの原則では、“酸っぱいレモンが与えられたら、レモネードを作れ”この他、予期せぬ事態をポジティブに転換することの重要性を学びました。育休中に新たな学びと出会いを得ている自分自身そのもののように理解しました。

4.クレイジーキルトの原則では、エフェクチュエーションのプロセスに欠かせない、パートナーシップについて学びました。わらしべ長者を例に新たな出会いをポジティブに捉える大切さを再認識しました。

5.飛行機のパイロットの原則では、不確実な状況・未来も自らの行動によって、構築することができると学びました。

 

1つの原則を学ぶごとに理解が深まり、どんどん「エフェクチュエーション」が自分のものになっていく感覚を得ました。

 

【最後に】

講義を受け、育児と仕事の両立を目指す私たちにぴったりな学びであると実感しました。

終わりに先生から、「皆さん、コミュニケーションスキルが高い!」とお言葉を頂き、自分の当たり前が資源に変わりました。考え方を変えることや新たな出会いを求め、進むことで自分の好きな人生が手に入れられるんだと大きな希望を持てました。

小さな一歩を踏み出し、歩み続けていきたいと思います。

 

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