【レポート】第57回「スレトスマネジメント」

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第57回は、公認心理師・臨床心理士の松浦紗織先生、大阪経済大学MBA教授であり公認心理師・臨床心理士であります田中健吾先生の豪華ダブルキャスト。『ストレス・マネジメント』をテ―マに講座を開催いたしました!

 

〚前半:職場のメンタルヘルス基礎知識〛

ストレス社会と言われる現代の日本、約6割の人が職場生活において何らかのストレスを抱えている。その背景にはIT化による“労働環境の変化”と、核家族化や共働き世代増などによる“個人や家族の変化”が深く関係。

中でも職場ストレスの要因で圧倒的に高いのが“職場の人間関係”。長時間労働による自殺や精神障害の労災認定件数が右肩上がりであるという事実からも、メンタルヘルスの対策は、今や“企業の義務”として求められます。社員個人の健康と満足度が上がることによって、企業の業績や生産性が上がるという相互関係性が存在する為、企業がメンタルヘルスに取り組む意義は非常に大きいという事を知りました。

メンタルヘルスケアは大きく4つに分けられ、特に企業の対策として圧倒的に大切なのが、“ラインケア”。つまり上司と部下の関係です。この関係性を健全なものに保つ予防的視点においても、上司の役割というものが、何よりも大事なキーになるという事を学びました。

 

〚実践!セルフケアワーク〛

個人ワークでは、オリジナルのストレスチェックのシートを使って、自分にあったストレス解消法を確認!体調不良型、ゆううつ型、イライラ型と大きく3つ、それぞれでストレスを解消する方法が異なるので、自分のストレスのパターンを予め知っておくことで、事前により効果的な対策が立てられ、セルフマネジメントができるという素晴らしいアプローチでした。

 

〚ソーシャルサポート資源の重要性〛

ソーシャルサポート資源とは、“周囲の人から得られる援助”のことで、その数は多ければ多いほど良いというお話。改めて自分が大変なときに、周りにどんなヘルプの選択肢があるのか見つめなおすと共に、同僚や家族以外にも、友人や外部にある様々なアウトソース使うなど、“実はこんなにもヘルプの選択肢があったのか!”“いざとなればこれだけの選択肢があると思えるだけで心が軽くなった!”、と、グループディスカッションをする中で、新たな嬉しい発見があった方も多かったようです。

 

〚後半:ソーシャルスキル〛

ソーシャルスキルとは、つまりは“人づきあいの技術”のこと。性格ではなく訓練で養えるものなので、誰でもできるようになるという先生のお言葉に、受講者の目も輝きます。

さっそく取り組んだスキルアップワークでは、自分が上司の立場で、自立した後輩を育てるには?というテーマのもとに職場でのシチュエーションが与えられ、最善の結果を出すために、その後輩に対してどのように指導をするべきかを想像力を膨らませ皆で模索しました。伝える時は“肯定的、具体的、視覚的に”がポイント。また相手に自分で考える機会を与えることの他、褒めること、傾聴する事など、1月講座のコーチングの要素も出てきました。

 

〚まとめ〛

最後に、この講座を監修いただいた田中健吾先生からは、『この育休MBAの講座やネットワークそのものも、皆さんにとってはソーシャルサポートのひとつなんですよ!』というお言葉に会場のムードもほっこり。そして、ママワーカーでもある松浦先生からは、『子育てにおける共感力や相手の変化に気付く力はソーシャルスキルとして仕事にも必ず役立ちますよ!』と復職をすぐそこに控えた我々に嬉しいエールをいただき、講座は大盛況の元に終了いたしました。

 

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